音楽は愉し 黎明期音盤収集家随想 音楽之友社

音楽之友社から「音楽は愉し 黎明期音盤収集家随想」が発売になりました。

音楽は愉し 黎明期音盤収集家随想 音楽之友社 販売価格2100円
http://www.chuya-online.com/products/84422/index.html

音楽之友社
音楽は愉し 黎明期音盤収集家随想【音楽書】

わが国音楽評論界の、ことにレコード評論においてのルーツといえる人物である野村あらえびすが残した、貴重なエッセー集。
ことに大正から昭和初年のコレクターとしての苦労と喜び、当時の知識階層との交流が格調の高い文章で綴られてゆく。
レコードを通してしかクラシック名曲に触れ得なかった時代の、音楽に対する激しい「渇望」は、現代の、夜ごとの演奏会や次々発売されるCD等に飽食気味の音楽ファンには想像もつかないものであろう。
それだけに、その渇望が満たされたときの限りない「至福」の描写に接すると、われわれはむしろそのことに羨望を覚えつつ、「音楽」という娯楽のもつ本来の力をあらためて思い出すのである。
とはいえ、戦前や戦後すぐの時期に書かれた文章ゆえ、古いオーディオ機器や、忘れられた往年の演奏家、当時の有名人士について、注釈を必要とする部分も散見された。
そのため、『証言/日本洋楽レコード史』(弊社刊)の著者・歌崎和彦氏の脚注を本文に添えた。

野村あらえびす 著
【判型・頁数】 4-6・272頁
【ISBNコード】 9784276200326

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